小禄（ウルク）らへん

先日、国指定重要無形文化財「組踊」保持者団体である、「伝統組踊保存会」の第２１回公演が国立劇場沖縄で行われました。


仕事の関係で幕開けと斉唱は見れなかったのですが、僕の師匠である「玉城正治　先生」が地謡で出演する舞踊にはどうにか間に合いました。




写真を撮れなかったのが残念なんですが、さすが安冨祖流の先生方、「伊野波節」素晴らしかったです。一古典楽愛好家として、じっくり聞かせてもらいました。それと立方「宮城能鳳　先生」が、これまたしっとりと踊っていてよかったです。

その後舞踊は、「波平大主道行口説」と、「人盗人」と続きました。このどちらも写真が撮れなかったのが残念なんですが、さすがすごい先生方だけあって、迫力があって見ごたえのある舞台でした。

そして、組踊「北山崩」です。


あらすじは、
「首里の軍勢に攻め滅ぼされた、北山城の若按司の妻・玉の乙樽は、我が子を連れて落ちのびるが、その途中、やむにやまれず子を捨てる。その子は、攻めて来た羽地世の按司が拾い育てたのである。１０年後、母と子・千代松は再会を果たすも、按司は北山の残党をかくまったとして首里の王様から謀反の疑いをかけられ、読谷山の按司に捕らわれる。それを知った母子は、恩人を救おうと命ごいをしたところ、二人の行為に首里の王様が感心し、お許しを受けた。」
という感じで、ハッピーエンドで終わりました。


どうにかして写真を撮ったのですが、こっそりと撮ったのできれいに写っていません。残念です。

こういう公演って、できる限り見るようにしているんです。三線を始めたころはあまり訳もわからなかったんですが、だんだん内容とかがわかってくると最高に面白いんですねこれが。やっぱり琉球の芸能って最高ですね。

「第２１回組踊保存会公演」でした。