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2013年03月31日

安冨祖流絃聲会 組踊・舞踊地謡研修 発表会

久しぶりの更新です。

実は、パソコンの調子が悪くて記事の投稿ができませんでした。

先島に行ったときは携帯から投稿しており、帰ってきてその一部を写真だけサイズを大きくしていたのですが、他の記事を掲載しようとするとダメだったんです。

ということで、まだ投稿していなかった最近の出来事を紹介していきます。

まず、3月9日にあった、「安冨祖流絃聲会 組踊・舞踊地謡研修 発表会」です。



僕もこの研修に参加していて、組踊・舞踊の両方に出さしていただきました。

それでは、順を追って紹介します。


まずは、幕開け斉唱です。今回は「天川節」、「仲順節」でした。

そして、第1部は舞踊研修の成果発表です。


女性陣による「瓦屋」、


「本嘉手久」


「高平良万歳」


「前の浜」


「むんじゅる」


そして、1部の最後が「谷茶前」でした。

この日のために稽古を積んできていたので、大きなミスもなく無事に終わりました。

休憩の後の2部は、玉城朝薫作の組踊五番の一つ、「護佐丸敵討(一名 二童敵討)」です。
この組踊は、1719年の冊封式典後の余興として、重陽の宴で初めて上演されたということです。

あらすじは、
『あまおへ(阿麻和利)は、自分が天下をとるために、首里王府に嘘を言って攻め滅ぼさせました。また、首里王府をも滅ぼそうと企んでいます。
 護佐丸の遺児である鶴松と亀千代は成長し、父の仇を討つための機会を狙っていました。
 
 ある日、阿麻和利が供の者と野遊びに出かけると聞いた兄弟は、敵討ちの許しを母から得、その際に父の形見の守り刀を母から受け取ります。そして踊り子を装って近づき、踊りを演じた後、酒のお酌をして酔わせます。阿麻和利は、兄弟に褒美として大小の刀、着物を与えました。兄弟は隙を見て、見事に父の仇を討ちました。』


というところです。では写真で説明します。




 

上の二枚の写真は、阿麻和利が登場したところです。阿麻和利役の「上原崇弘」さんは、若いのに演技も素晴らしかったです。



こちらは、二童が母から敵討ちの許しを得て、守り刀を受け取るシーンです。ここは名曲「仲村渠節」が流れるシーンで子供たちとの別れを歌っており、この後の「散山節」、「伊野波節」とあわせて聴き所だと思います。





これは、二童が阿麻和利に踊りを所望されて踊るシーンです。出羽に「池ン当節」が歌われ、二童の踊りは「綾蝶節」を二度踊ります。そして、「津堅節」を踊るのですが、どちらも阿麻和利に媚びた歌詞になっています。



そして敵討ちが無事終わり、「ヤリコノシ節」で「今日の誇らしゃや ・・」で始まる歌詞で歌われ、兄弟の誇らしい心を表現したものになっています。・・・・で、終了です。

今回、参加させていただいて感じたのは、地謡の難しさとそれゆえの面白さ、そして稽古がいかに大事かということです。今後も更に勉強をさせていただこうと思っているのですが、沖縄の伝統文化を勉強できるのは、ホントありがたいことだと思っています。これからも気を引き締めて頑張っていきたいと思います。



「安冨祖流絃聲会 組踊・舞踊地謡研修 発表会」・・・でした。  


Posted by T里之子 at 11:48Comments(4)三線

2013年03月24日

石垣到着!!

石垣に着いて、仕事をソッコーで済ませました。
それにしても、新石垣空港はスゴいです。


新しいからキレイだし、広いし、前の空港に比べたら格段の差があります。
たた、市内から少し遠くなったのが辛いです。


さて、アーケードを散歩して、夕方はこっちの仲間と飲みに行く予定です。

久し振りに福岡時代の後輩と飲むんで楽しみです。



「石垣到着!!」・・・でした。  


Posted by T里之子 at 16:46Comments(2)

2013年03月24日

石垣へ・・

今日で与那国での仕事が終わり、昼の便で石垣に行きます。




昨日まで夏日で暑くてたまらなかったのに、今日は曇ってムシムシしてます。

今回は、仕事もうまくいったし、なによりナンタ浜でビールを飲みながら三線を弾けたのがとても良かったです。




地元の方々と「どなん」で乾杯もしたし、素晴らしい声を持っている唄者とも知り合えたし・・。ラッキーでした。

さあ、今日から石垣です。頑張っていきましょう。



「石垣へ・・」・・でした。  


Posted by T里之子 at 12:41Comments(0)

2013年03月23日

朝のナンタ浜

昨日、ビールを飲みながら三線を弾いたナンタ浜に、朝から散歩に行ってきました。


朝の海って気持ちいいんですよネ~。

僕が住んでいるところの近くにある瀬長島にも、朝とか夕方に散歩に行くことがありますが、ここは、宿から歩いて3分で海なんで、気軽に行けちゃいます。


波打ち際に行くと、海が透き通っていて、ヒンヤリとした潮風と打ち寄せる波が気持ちいいです。しばらくボーっとしてました。

このナンタ浜、名曲「与那国スンカニ」が出たところなんです。


首里から来た役人が役目を終えて帰る際、島で恋仲になった女性との別れを唄った曲ですね。
どこかで聞いたんですが「昔、離島に赴任になった首里の役人は、現地妻をもつことが、暗黙のうちにみとめられていた。」というようなことがあったらしいです。
「多良間ションカニ」も同じような内容だったんで、昔はそういうことがあったんでしょう。

「与那国スンカニ」の碑の横には、「人頭税廃止百年記念碑」がありました。


「世界に類をみない悪税」と言われた人頭税は、ここ与那国でも人々を苦しめていたんですね。
1903年に廃止され、この碑が建立されたのが、100年後の2003年です。

沖縄戦もそうですが、辛く苦しい悲惨な歴史は、風化させることなく、後世に伝えていくことが大事だと思います。

さて、今日は大事な仕事を片付けなければいけません。時間に余裕があれば、またアップします。



「朝のナンタ浜」・・・でした。  


Posted by T里之子 at 08:33Comments(0)

2013年03月22日

ナンタ浜

ただいま、午後7時過ぎ。

ナンタ浜は夜になっていきます。
  


Posted by T里之子 at 19:15Comments(0)

2013年03月22日

出張ー4

与那国のナンタ浜で夕陽を見ながら、マッタリしてます。







海風がすごく気持ち良くて、冷たいビールが美味しいです。(*´∇`*)

最高ですね。


「出張ー4」・・でした。  


Posted by T里之子 at 18:48Comments(0)

2013年03月22日

出張ー3

役場での打合せも終わったんで、昼食をいただきに向かいました。

途中、道の真ん中にフクギが生えていました。


土からじゃなくて、アスファルトから生えてるのは、初めて見ました。("⌒∇⌒")

で、こんなのもありました。


戦争のときに連れて来られた従軍慰安婦の方々の慰霊祭を行うようです。
ここにも先の大戦での被害があったんですね。
ご冥福をお祈りします。

さて、お昼は居酒屋「国境」でいただきます。




で、注文したのが、「豆腐チャンプルー」です。


ホントは、「豆腐チャンプルー」なんて那覇でもたべられるのですが、仕方ないんです。
他の離島に行っても一緒なんですが、沖縄って観光客に出す地域の料理みたいなのがないんですよね。
どこに行っても、観光客に出すのは、沖縄そばやチャンプルー類だし、魚はマグロの刺身とかだし。

ただ、宮古の知り合いの家に泊めていただいた時は、地元ならではの魚料理をいただきました。

やはり、地元の方と知り合いになったほうがいいみたいです。


「出張ー3」でした。  


Posted by T里之子 at 12:07Comments(0)

2013年03月22日

出張ー2

昨日の夜に福岡経由で熊本から帰ってきましたが、今朝の一番で与那国に来ました。


プロペラ機だったんで、1時間40分くらいかかりました。(福岡からの時間とかわりません。("⌒∇⌒"))

しかし、与那国はムシムシしてて、雨が降って来そうです。明後日までもってくれればいいんですけどねえ。


さて、早速与那国の役場の方と仕事の話をしなければ・・。早く終わらせて、稽古したいんです。

今回は三線を持って来ているので、空いた時間に稽古に励みます。来週、地謡がはいってますからね。




「出張ー2」でした。  


Posted by T里之子 at 10:35Comments(0)

2013年03月22日

出張ー1

今日から出張です。


20日~21日が熊本で、一旦那覇に帰り、翌22日~24日の昼まで与那国に行きます。

で、24日の午後に石垣に飛んで、25日に那覇に帰ります。

バタバタしますが、来週は地謡も入っているので、合間に練習しなければ・・・頑張ります!  


Posted by T里之子 at 07:42Comments(0)

2013年03月02日

三線入門講座

僕のブログを見ていただいている皆さん、こんばんは!

新年明けて、あれこれ出張等が入りバタバタしている中、できるかぎりアップしてきました。
ですが、今年も「一月は行く、二月は逃げる・・・」の言葉どおり、あっというまに三月になりました。「こんなんで大丈夫かなあ?」とか思っていたのですが、考えたら、毎年同じようなことを気にしていました。ニコニコまあ、あまり大したことないブログなんで、きつくなったら、すぐにやめれるし、ボチボチつなげて行きたいところですね。

さて今日は、うちの研究所のK師範と受け持っている、「三線入門講座」の終了に伴う打上げがありました。






この講座、受け持って3年になるのですが、最初は三線の持ち方から始まって、工工四の見方、弾き方、等々初心者に対してわかりやすく指導するように心がけています。

普通の研究所(古典だけでなく民謡も・・)は、初心者だろうが関係なく、先生が「僕の手を見て真似なさい。」と言って、超初心者にも情け容赦なく指導するんです。

初心者は、練習する課題曲も聴いたことがないし、三線の勘所(チブドゥクル)も知らない。そんな方々に「僕の手を見て真似なさい。」とか言ってもわかるわけがなく、結果、やめてしまう方が多いんです。
ですから、僕らの講座は、年がいった方が多いんで、学んでいくスピードもゆっくりにして、「わかりやすく・楽しみやすい三線講座」を目指しています。

今年度で3年目で、卒業した方たちも今は他所のサークルや同好会で頑張っていますし、三線(というか、沖縄の芸能)の裾野を広げることに少しでも役立っているかな?・・・と思っています。
素晴らしい芸能・文化を持った我が沖縄です。こんな良いものを紹介しないのはもったいないと思いますので、今後も続けていきたいと思っています。ニコニコ


「三線入門講座」を受講した皆さん、1年間お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
皆さんのおかげで、僕も楽しく過ごせました。今後も三線が好きな仲間としてお付き合いください。よろしくお願いします。



「三線入門講座」・・・・・でした。  


Posted by T里之子 at 19:46Comments(2)三線