小禄（ウルク）らへん

このたび、私の師匠の「玉城正治　先生」の独演集が発売されました。実をいうと、僕がまだ東京にいた昨年の２月頃、録音を開始したということは聞いていました。僕も発売を楽しみに待っていたのですが、その後録りなおしや校正等があっていよいよ発売となったようです。




出来上がったのが年末で、年明けに手に入ったのですが、聞いてみると舞踊曲が中心で２巻に二揚の独唱曲が少し入っていて、全体的にとても充実した内容になっています。地謡を目指している方や舞踊の稽古用に重宝しそうな感じです。

収録している曲は、
第１巻
1.かぎやで風、2.若衆こてい節、3.四ツ竹、4.上り口説、5.下り口説、6.前之浜、7.高平良万歳、8.秋の踊り、9.揚作田節、10.収納奉行、11.松竹梅

第２巻
1.貫花、2.鳩間節、3.花笠踊り、4.浜千鳥、5.花風、6.むんじゅる、7.汀間当、8.仲里節、9.干瀬節、10.子持節、11.散山節、12.仲風節、13.述懐節

第３巻
1.作田、2.伊野波節、3.諸屯、4.かせかけ、5.柳、6.天川、7.本貫花

です。先ほども述べましたが、全体的に舞踊曲が主で第２巻に二揚が数曲収録されており、第３巻は舞踊曲の中でも古典女踊りの「七踊り」が収録されています。とても聞きやすいので、三線の地謡を目指している方や古典音楽の実演家の方、琴・笛・太鼓・胡弓等をされている方、また舞踊をされている方の稽古用にも便利なＣＤです。ブログを見ている皆さんもいかがですか？まだ出回っていないので、僕まで連絡をいただけたら送りますよ。

以上、　安冨祖流絃声会　師範　玉城正治　独演集「謡い」　　　でした。